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アジア経済の急速な発展は、日本との経済のつながりを抜きに考えられません。日本経済のダイナミックな発展がアジア経済の成長を誘発した側面があるのは、アジア各国の指導者が認めるところです。直接的な発端は1985年に始まりました。安い労働力に目をつけて日本企業のアジアNIESへの投資は徐々に始まっていましたが、日本企業の「爆発的な投資」を引き起こしたきっかけは、85年の先進5力国によるプラザ合意です。日本の急増する貿易黒字を減らすために「円高・ドル安」の方向が合意された結果、円高による国際競争力の低下を避けるために、日本企業は周辺地域で外資受け入れの準備があったアジアNIESへの直接投資を増やしました。そこで生産した最終製品をアメリカに輸出すると同時に、NIES地域から日本への部品輸入も激増させ、NIESの成長を需要面からも牽引しました。ところが、輸出拡大で高度成長の道を走るNIESは、貿易赤字の拡大に悩む輸出先のアメリカからそれぞれの通貨の切り上げを迫られます。しかも韓国、台湾では折からの民主化の波で労働コストが急増しました。